辞書凡例

ウィズダム和英辞典 第2版

1. ご利用にあたって

1. この辞書データには『ウィズダム和英辞典 第2版』を収録しています。
2. 付録は収録されていません。また、書籍と一部違うところがございます。
3. 詳細は、以降の凡例をお読みください。

2. 見出し語

1. 収録項目
成句・複合語・関連語などを含め,約90,000項目を収録した.
2. 重要度表示
見出しのうち,重要語については,重要度に応じて2種類の印をつけた.
*
*
Aランク (最重要語) 約1,000語
* Bランク (重要語) 約3,000語
3. 配列
見出し語は五十音順により配列した.細則は以下の通り.
(1) 長音符については,長音符を直前の文字に含まれる母音に置き換えて配列する.
コーヒー → 「コオヒイ」 ブーツ → 「ブウツ」 デート → 「デエト」
(2) 同じかなが続く場合は,原則として以下の順で配列する.
(a) ひらがな → 漢字 → カタカナ
(b) 清音 → 濁音 → 半濁音
(c) 直音 → 促音・拗音
(d) 接頭語 → 接尾語
(e) 品詞 (名詞 → 形容詞 → 副詞 → 動詞 → その他)
(f) 漢字の画数が少ないもの → 多いもの
(g) 送りがなが多いもの → 少ないもの
(h) 最重要語 → 重要語 → 一般語
4. 同音同字語
同音同字だが語源の異なる項目については,別々に立項し,見出し語に続けて意味区分を示した.
[能力]  カレー[料理]
[能楽]  カレー[フランスの都市]
5. 棒見出し
同じ語幹を持つ語については,原則として同一の見出し内で扱い,2つ目以降の品詞は棒見出し(―)に続けて示した.
勉強する : 勉強  の棒見出しとして示す
軽く : 軽い の棒見出しとして示す
6. 品詞の表示
同一見出し語に複数の品詞がある場合は,そのそれぞれに品詞を示した.
本書で用いる品詞は以下の通り.原則としてそれぞれ英語の品詞に対応している.
名 詞 形容詞 副 詞 動 詞
接続詞 助動詞 代名詞 間投詞
日本語の助詞については,必要に応じて (副助詞) のように示した.

3. 語源

1. 語源の表示
外来語のうち,英語以外の言語が語源のものについては,見出し語に続けて 〔 <…語 〕 の形でその語源を示した.
アベック〔<フランス語〕 [男女一組] a couple, a young couple.
2. 英語の語源
英語の語源については,原則として本文の注記で扱う.

4. 訳語

1. 示し方
(1) 訳語は,用例などと区別するためにボールド体で示した.
(2) 訳語は,原則として使用頻度の高いものから示した.
(3) 複数の訳語がある場合は,コンマで区切って示した.ただし,意味・用法が大きく異なるものについては,セミコロンで区切り,必要に応じて意味・用法の差異に関する注記を示した.(⇒ 7~8)
2. つづり字
原則として米つづりのみを示した.ただし,米英でつづりが大きく異なる場合は,英つづりも併記した.
3. 名詞の訳語
(1) 名詞の訳語は,原則として単数形で示した.ただし,複数形でのみ用いる場合には複数形で示した.
(2) 可算名詞・不可算名詞については,不定冠詞の有無で示した.
(a) a [an] がついている語: 可算名詞
(b) (a [an]) がついている語: 可算・不可算の両方の用法がある名詞
(c) a [an] がついていない語: 不可算名詞
(3) 可算名詞・不可算名詞を表すための不定冠詞は,他の訳語と区別するために本文と同じ書体で示した.
4. 変化形の表示
(1) be以外の不規則変化語(動詞・形容詞・副詞)には,アステリスクをつけることでその語が不規則変化することを示した.
(2) 名詞で不規則変化をするものは,その変化形を( )に入れて示した.
(3) 動詞のうち以下のものについては,その形を( )に入れて示した.
(a) 語末の子音が重なるもの: drop (-pp-)
(b) -ieが現在分詞で -yingとなるもの: tie (~d; tying)
(c) -cで終わり変化形で-ckと-kが加わるもの: mimic (-icked; -icking))
5. 説明的な訳
(1) 日本の風物に対する訳など,日本語に対応する英語がなく,説明的な訳を示す場合は,(説明的に) に続けて示した.
(2) 説明的な訳は,他の訳語と区別するために本文と同じ書体で示した.
合気道 aikido ;(説明的に) a Japanese art of self-defense that takes advantage of the opponent's own movements.
(3) 日本の文物を外国人に向けて説明する際に参考になる表現には の記号を付した.
6. 和製英語
(1) 和製英語は,原則として訳語の最後に(...は(和製語)) の形で示した.
(2) 和製英語は,他の訳語と区別するために本文と同じ書体で示した.
(3) 日本文化紹介などのためにあえて日本語の直訳を訳語として示す場合は,‘ ’に入れて示した.
ゴールデンウィーク ‘Golden Week’ holidays
7. 訳語間の差異
各訳語に対する説明・直訳,またはニュアンスの差異を示す場合は,訳語の前に ( ) に入れて示した.
換気 ventilation;(通風) airing.
8. 語義の区分
(1) 日本語の語義区分は [ ] に入れて示した.
肝心な [重要な]important, vital;[必要な] essential;[決定的な]crucial.
(2) 特に大きな区分の場合は,語義番号で分け,意味区分を [ ]に入れて示した.
決まり 
1[規則]a rule…
2[区切り](a) settlement
9. INDEX (語義一覧)
語義番号が多数あり,かつ記述量の多い語については,見出しの直後に語義番号と語義を一覧できる囲み (INDEX) を示した.

5. 用例

1. 配列
(1) 用例は,訳語に続けて「句例 → 文例」の順で掲載した.
(2) 句例の開始位置は・で示した.
(3) 文例の開始位置はで示した.
2. 日本語の言い換え
日本文をそのまま直訳しても自然な英語にならない場合は、英訳への橋渡しとして日本語の言い換え表現を示した.言い換え表現の示し方は,原則として以下の通り.
(1) 言い換えが1つの場合: (= ) の形で日本文の該当箇所の直後に示す.
控える 
隣の部屋で控える(=待つ) 
wait in the next room.
(2) 言い換えが複数ある場合:( ) の形で各英訳文の前に示す.
大声 
大声を出す 
(話す) speak in a loud voice [loud(ly)]
(叫ぶ) shout
(呼ぶ) call (…) out.
3. 構造表記
用例が多数ある項目については,日本語の構造・コロケーションによって用例を区分した.主な構造のパターンは以下のとおり.
(1) 名詞:  
1~音  
2音は[が] 
3音を
(2) 動詞: 信じる 
1…を信じる 
2…であると信じる
(3) 形容詞: 危ない 
1危ない~ 
2…が[は]危ない
(4) 副詞: 決して 
決して…ない
4. 会話例
(1) 会話例は,用例の最後にまとめて掲載した.
(2) 会話例の開始位置は で示した

6. 成句・複合語

1. 成句
(1) 慣用句・ことわざなどは成句として,各品詞の最後にまとめて掲載した.
(2) 成句は,原則としてその先頭の要素の項に掲載した.
(3) 成句の見出しは,●に続けて下線を引いた形で示した.
危ない 
危ない橋を渡る
2. 複合語
(1) 複合語は,見出し語の最後にまとめて掲載した.
(2) 複合語は,その先頭の要素の項に掲載した.
(3) 複合語の見出しは,●に続けて太字で示した.
生涯 
生涯教育

7. 用法解説

1. 連語関係
(1) 訳語・用例には,必要に応じて連語関係(しばしば共起する前置詞・目的語となる語句など)を ( )に入れて示した.
うれしい glad( at, about, of; to do; that)
昇進 (a) promotion (to)
プレッシャー
プレッシャーをかける  
put pressure (on him to do )
(2) 動詞と共起する副詞については,「動詞 … 副詞」の形で示した.
実行する carry… out
2. 注記
訳語・用例についての注記は,以下の形で示した.
(1) 語法・用法に関する注記: (  )
(2) 百科的な説明・語の背景・語源記事など:(  )
(3) 文化的な差異・背景などに関する情報: (  )
(4) 関連語・関連表現: (  )
(5) 特に分量の多い注記については,囲み記事として掲載した.
3. 非文情報
日本人が犯しやすい「こうは言わない(方がよい)」誤文などについては,非文として × をつけて示した.
 
海に泳ぎに行く  
go swimming in [×to] the sea [ocean].

8. 発音・アクセント・音調

1. 発音・アクセント
発音・アクセントの位置に注意が必要な訳語については,それぞれ発音記号・アクセント記号を示し,注意を喚起した.
2. 文強勢と音調
文例・会話例のうち,音調に注意が必要な場合,または音調によって文の持つ意味が変わる場合には,音調に注意すべき語句の先頭に音調記号を示した.本書で用いる音調記号は,以下のとおり.
(下降調) (上昇調) (下降上昇調) (上昇下降調)

9. 参照・他項目との関連

1. 参照
(1) 参照先は (⇒ ) で示した.
(2) 参照先は,原則として見出し語・棒見出しとする.それ以外の項目を参照させる場合は,見出し語・棒見出しに続けて具体的な参照先を [ ] に入れて示す.
(⇒決まり2 [第2文例]) :「決まり」2 の2番目の文例を参照

10. 各種コラム

1. 類語解説
類語解説には,以下の2種類がある.
(1)
1つの語義に多くの訳語があり,その使い分けについて解説が必要な場合は,囲み記事にしてその意味の差異・用法上の注意点などをくわしく解説した.
(2) WORD CHOICE (日本語の発信キーワード120)
日本語教科書・作文コーパスから選定した日本語のキーワード120については,そのキーワードに相当する代表的な英語を挙げ,用例を示しながらその意味の差異などを解説した.また,必要に応じて頻度情報・共起情報なども示した.
2. LEARNER CORPUS
日本人が一般的に英語を書く上で誤りやすく留意すべき語について,日英対照の学習者コーパスの分析結果を解説して示した.
3. COMPOSITION
80語程度以上のボリュームをもつまとまった文章としての用例を,大学入試で出題される自由英作文の形式を借りて示した.
4. DISCOURSE
まとまった文章を書く際に必要な,論旨の流れや転換を示す表現(ディスコースマーカー)の使い方について,用例をもとに解説した.

11. 約物・各種記号

1. 約物
(  ) 省略可能な部分
[  ] 言い換え部分
( ) (1) レーベル
(2) 連語関係
(3) 略語・記号: (略 AZ)(元素記号 Ag)(…の略)
(4) 訳語の前につく語法注記: (集合的)(人が主語)
〔 〕 専門分野表示
[ ] (1) 日本語の語義区分
(2) カタカナ語の日本語対訳・定義
(3) 日本語の定義
(⇒ ) 参照先
(⇔ ) 英語の対義語
2. レーベル
(1) 使用場面による差異
() 口語
() 俗語
() 卑語
() 改まった語,文語
(2) 地域的差異
() 米国英語・用法
() 英国英語・用法
(和製語) 和製英語
(3) 時代的差異
() 今はあまり用いられなくなった語
(古風) 古めかしくひびく語で,現在用いられなくなりつつある語
(まれ) 今は用いられることがまれな語

12. 発音記号表

母 音
1.短母音 // tea, piece
/ɪ/ hit, bitter
/i/ city, evoke
/e/ get, red
/æ/ ant, ask, aunt
/ʌ/ cut, bus
/ɑ(ː)|ɔ/ hot, ox
/ɑː/ father, calm
/ɔː/ all, call
/ʊ/ cook, could
// school, new
/ə/ gentleman, ahead
/ər/ singer, paper
/əːr/ girl, hurry
2.二重母音 // kind, cry
// cake, eight
/ɔɪ/ oil, boy
// out, cow
// go, oak
/r/ air, there
/ɪər/ beer, ear
/ɑːr/ art, car
/ɔːr/ store, door
/ʊər/ poor, cure
子 音
1.破裂音 /p/ pin, top
/b/ bed, job
/t/ ten, hit
/d/ day, kid
/k/ key, cake
/ɡ/ gift, bag
2.破擦音 // child, match
// joke, bridge
3.摩擦音 /f/ fish, enough
/v/ visit, give
/θ/ thing, both
/ð/ that, brother
/s/ sea, chess
/z/ zoo, noise
/ʃ/ ship, dash
/ʒ/ decision, measure
/h/ hat, who
/j/ yes, onion
/w/ way, one
/hw/ why, white
/r/ race, horror
4.鼻音 /m/ milk, ham
/n/ net, can
/ŋ/ king, finger
5.側音 /l/ lip, hotel

13. 著作権

ウィズダム和英辞典 第2版
編集主幹 小西友七
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発行者 株式会社 三省堂