今日のことば

12月3日

私淑
私淑(ししゅく)


[出典] 〈孟子(もうし)・離婁(りろう)下〉

尊敬する人が過去の人や遠方の人であるため、直接には教えを受けられないが、その著書などによって、間接にその人を模範として慕い学ぶこと。「私」は、ひそかに、の意、「淑」は、よくする意。その人の言行や著書を通じて、ひそかに我が身をよくすること。孟子(もうし)が百五十年ほど昔の孔子に私淑した故事による。

[原文] 「孟子(もうし)(いわ)く、……予(われ)(いま)だ孔子の徒(と)(た)るを得(え)ざるなり。予(われ)(ひそ)かに諸(これ)を人(ひと)に淑(よ)くするなり〔孟子が言った、私は生まれることが遅くて、孔子の直接の弟子になることが出来なかった。私は孔子の遺沢(いたく)を伝えた人から、学んで身を修めることが出来たのである〕」

[注意] 会って教えを受けることが出来る人に「私淑する」と使うのは誤り。その場合は「親炙(しんしゃ)」という。
着のみ着のまま
着(き)のみ着(き)のまま 《慣》


着物を着替える余裕もなく、また、何一つ持たずに家を出る様子。

「気がついた時には火の海で、着のみ着のままでやっと逃げ出した」





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