今日のことば

11月30日

鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いん
鶏(にわとり)を割(さ)くに焉(いずく)んぞ牛刀(ぎゅうとう)を用(もち)いん


[出典] 〈論語(ろんご)・陽貨(ようか)

鶏を料理するのに、どうして牛を料理する大きな包丁などを用いる必要があろうか。小さなことを処理するには大掛かりな方法を用いる必要はない、という意。

[原文] 「子(し)、武城(ぶじょう)に之(ゆ)きて弦歌(げんか)の声を聞く。夫子(ふうし)莞爾(かんじ)として笑いて曰(いわ)く、鶏を割(さ)くに焉(いずく)んぞ牛刀を用いん〔孔子が、門人の子游(しゆう)が長官をしている武城へ行かれた時、子游が礼楽をもって教化を行なっていて、音楽が聞こえて来た。孔子はにっこりと笑いながら言われた、鶏(武城のこと)を料理するのに牛刀(礼楽の教え)を用いる必要はあるまい〕」
俑を作る
俑(よう)を作(つく)る


[出典] 〈孟子(もうし)・梁恵王(りょうけいおう)上〉

悪い前例を始めること。「俑」は木で作り、葬式の時、墓に埋める人形。顔かたちが、よく人間に似ており、これが殉死(じゅんし)の風習の起こるもととなったというので、孔子がその創始者を憎んだという故事。

[原文] 「仲尼(ちゅうじ)(いわ)く、始めて俑(よう)を作る者は、其(そ)れ後(のち)(な)からんか、と。其(そ)の人に象(かたど)りて之(これ)を用うるが為(ため)なり〔孔子は、初めて俑を作り出した者こそは、天罰によって子孫が絶えるだろう、と言ったが、それはあまりに、人間に似たものを作ってこれを葬ったからである〕」





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