今日のことば

7月12日

平気の平左
平気(へいき)の平左(へいざ) 《慣》


[注記] 「平気の平左衛門」の略。「平気」の「平」にごろを合わせて「平左衛門」と擬人化したもの

どんなことに出会っても全く平気で、少しも動じない様子。

「いくら小言を言われても平気の平左で、けろりとしている」
呉下の阿蒙
呉下(ごか)の阿蒙(あもう)


[出典] 〈三国志(さんごくし)・呉志(ごし)・呂蒙伝(りょもうでん)注〉

進歩のない昔のままの人物。三国時代の魯粛(ろしゅく)が久しぶりに会った呂蒙(りょもう)に対して、君は今では学問も上達していて、昔、呉にいた時の蒙君ではない、といった故事による。「呉下」は呉の地方、「阿」は親しんで呼ぶ時に添える語、日本語の「お」にあたる。

[原文] 「江表伝(こうひょうでん)に曰(いわ)く、……粛(しゅく)、蒙(もう)の背を拊(う)ちて曰く、吾(われ)(おも)えらく、大弟は但(た)だ武略あるのみ、と。今に至りて学識英博、復(ま)た呉下(ごか)の阿蒙(あもう)に非(あら)ず、と。蒙曰く、士、別るること三日、即(すなわ)ち更に刮目(かつもく)して相待(あいま)て、と〔江表伝にいう、魯粛(ろしゅく)が呂蒙(りょもう)の背を打って言った、私はあなたがただ武略だけの人かと思っていたが、今ではあなたは学識が広く、もはや、もとの呉の国の蒙さんではありませんね。呂蒙は言った、士は別れて三日たてば、目をこすってその進歩をよく見て待遇してもらいたい〕」





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